【例文付き】ガクチカの書き方完全ガイド|ES通過率を上げるコツ
「ガクチカって何を書けばいいの?」「特別な経験がないけど大丈夫?」「例文を参考にしたい」。就活で避けて通れないガクチカ(学生時代に力を入れたこと)に悩んでいる方は多いでしょう。
実は、ガクチカで企業が見ているのは「何をしたか」ではなく「どう取り組んだか」です。特別な経験がなくても、伝え方次第でES通過率は大きく変わります。
この記事では、STAR法を使ったガクチカの基本構成・テーマ別の例文・NG例と改善例まで、すぐに実践できる内容を徹底解説します。
ガクチカとは
ガクチカとは「学生時代に力を入れたこと」の略称で、ES(エントリーシート)や面接で頻出の質問です。ほぼすべての企業で聞かれるといっても過言ではありません。
ガクチカで書く内容は、学業・アルバイト・サークル・部活・ボランティア・留学など、何でも構いません。重要なのは、自分がどのような課題に対して、どう考え、どう行動し、何を学んだかを論理的に伝えることです。
企業がガクチカで見ているポイント
企業の採用担当者は、ガクチカから以下のポイントを見ています。
| 評価ポイント | 企業が知りたいこと |
|---|---|
| 課題発見力 | 自ら課題を見つけ、取り組む姿勢があるか |
| 思考力 | 課題に対して論理的に考えられるか |
| 行動力 | 考えたことを実際に行動に移せるか |
| 成長意欲 | 経験から学び、成長しようとしているか |
| 人柄・価値観 | どんなことに情熱を注ぐ人なのか |
重要ポイント
「何をしたか(経験の大きさ)」よりも「どう取り組んだか(プロセス)」が重視されます。アルバイトやサークルなど、身近な経験でも十分にアピールできます。
ガクチカの基本構成(STAR法)
ガクチカを論理的にわかりやすく伝えるために、STAR法を使いましょう。STAR法とは、以下の4つの要素で構成するフレームワークです。
| 要素 | 英語 | 書く内容 |
|---|---|---|
| S(状況) | Situation | どんな状況・背景だったか |
| T(課題) | Task | どんな課題・目標があったか |
| A(行動) | Action | 課題に対してどう行動したか |
| R(結果) | Result | どんな成果が出たか・何を学んだか |
この順番で書くことで、読み手が状況を把握しやすく、あなたの行動と成果が明確に伝わる構成になります。
実際の文章構成(400字の場合)
- 結論(1文):何に力を入れたかを端的に述べる
- S:状況(2〜3文):背景を簡潔に説明する
- T:課題(1〜2文):直面した課題を明確にする
- A:行動(3〜5文):具体的な取り組みを詳しく書く(ここが最重要)
- R:結果(2〜3文):成果と学びを述べる
A(行動)の部分に最も多くの文字数を割くのがコツです。全体の40〜50%をここに使いましょう。
テーマ別ガクチカ例文
ここからは、よくあるテーマ別のガクチカ例文を紹介します。STAR法に沿った構成になっているので、参考にしてください。
例文1:アルバイト(カフェ)
【結論】私が学生時代に力を入れたことは、カフェのアルバイトにおける顧客満足度の向上です。
【S:状況】大学2年から都内のカフェでアルバイトを始めました。そのカフェはオープンから1年が経過し、リピーター率の低下が課題となっていました。
【T:課題】店長から「リピーター率を現在の20%から35%に上げたい」という目標を共有され、私はその施策を考える役割を任されました。
【A:行動】まず、来店客30名にアンケートを実施し、不満点を洗い出しました。その結果、「スタッフの接客が画一的」「名前を覚えてもらえない」という声が多いことがわかりました。そこで私は、常連客の名前と好みのドリンクをスタッフ間で共有するノートを作成。さらに、季節ごとのおすすめドリンクを提案する「今日のおすすめカード」を導入しました。スタッフ全員に趣旨を説明し、ロールプレイング形式で接客練習を行いました。
【R:結果】3か月後、リピーター率は20%から38%に向上しました。この経験から、課題を数字で把握し、具体的な施策に落とし込むことの重要性を学びました。
例文2:サークル(テニスサークルの運営)
【結論】学生時代に力を入れたことは、テニスサークルの新入部員の定着率を改善したことです。
【S:状況】私は大学のテニスサークルで副部長を務めていました。毎年4月には約40名の新入部員が入部しますが、夏までに半数以上が辞めてしまうという問題がありました。
【T:課題】この定着率の低さを改善し、9月時点で7割以上の新入部員が残ることを目標に設定しました。
【A:行動】退部した先輩や同期にヒアリングを行ったところ、「経験者と初心者の実力差が大きく、練習についていけなかった」「先輩との交流機会が少なく、居場所がなかった」という声が多いことがわかりました。そこで、2つの施策を実行しました。1つ目は、レベル別の練習メニューを作成し、初心者でも上達を実感できる環境を整えたことです。2つ目は、月1回の交流イベント(BBQ、スポーツ大会など)を企画し、練習以外での関係構築の場を設けたことです。
【R:結果】その年の9月時点で、新入部員の定着率は前年の45%から78%に大幅に改善しました。「初心者でも楽しい」という声をもらえたことが何より嬉しかったです。この経験から、相手の立場に立って課題を把握することの大切さを学びました。
例文3:ゼミ(共同研究)
【結論】学生時代に力を入れたことは、ゼミでの共同研究における議論の活性化です。
【S:状況】私は経済学のゼミに所属し、4人チームで地域経済の活性化をテーマに研究していました。しかし、メンバー間で研究への温度差があり、議論が停滞していました。
【T:課題】チーム全員が主体的に研究に取り組み、学内発表会で上位入賞を目指すことを目標に設定しました。
【A:行動】まず、メンバー一人ひとりと個別に面談を行い、研究テーマへの関心度や不安点を聞き出しました。すると、「自分の意見に自信がない」「何を調べればいいかわからない」という声がありました。そこで、3つの施策を実施しました。第一に、各メンバーの得意分野に合わせて役割を明確に分担しました。第二に、週1回の進捗共有ミーティングを設け、全員が発言する機会を確保しました。第三に、議論の前に各自が調べた内容を資料にまとめるルールを導入し、発言しやすい環境を作りました。
【R:結果】チーム全員が積極的に議論に参加するようになり、学内発表会では12チーム中2位を獲得しました。この経験を通じて、チームの力を引き出すには、一人ひとりの課題に寄り添い、仕組みで解決することが重要だと学びました。
NG例と改善例
よくあるNG例とその改善ポイントを見てみましょう。
NG例1:具体性がない
NG:「アルバイトを頑張りました。接客を通じてコミュニケーション能力が身につきました。お客様に喜んでもらえるよう、日々努力しました。」
問題点:「頑張った」「努力した」だけでは、何をどう頑張ったのかが伝わりません。数字や具体的なエピソードがなく、誰にでも書ける内容になっています。
改善:「カフェのアルバイトで、リピーター率を20%から38%に改善しました。来店客30名へのアンケートから課題を特定し、常連客の好みを共有する仕組みを導入した結果です。」
NG例2:成果(結果)がない
NG:「サークルで新歓イベントの企画を担当しました。チラシを作ったり、SNSで告知したり、当日の運営を行ったりしました。大変でしたが、やりがいがありました。」
問題点:やったことの羅列になっており、その結果どうなったのかが書かれていません。企業は結果と学びを知りたいのです。
改善:「サークルの新歓イベントでSNS告知を担当し、前年比150%の参加者を集めました。ターゲット層の分析に基づいた投稿時間と内容の最適化が成功の要因です。この経験から、データに基づいた施策立案の重要性を学びました。」
NG例3:嘘・盛りすぎ
NG:「アルバイト先の売上を2倍にしました」「サークルの会員数を10人から200人に増やしました」
問題点:面接で深掘りされたときにボロが出ます。嘘が発覚すると一発で不合格になります。
改善:数字は正直に書きましょう。小さな成果でも、プロセスを丁寧に説明すれば十分に評価されます。「売上を月5万円改善した」でも、その取り組みが論理的で説得力があれば高評価につながります。
ガクチカを書くときの注意点
- 文字数制限を守る — 指定された文字数の9割以上を埋めるのが理想です。400字指定なら360字以上を目指しましょう。
- 一文を短くする — 一文が長すぎると読みにくくなります。一文は60字以内を目安に。
- 「である調」で統一する — ESでは「です・ます調」ではなく「である調」が一般的です。ただし、企業の雰囲気に合わせて判断しましょう。
- 数字を入れる — 「たくさん」「大幅に」ではなく、具体的な数字を使うと説得力が増します。
- 企業の求める人物像を意識する — 同じ経験でも、企業によって強調すべきポイントは変わります。企業研究を踏まえて書き分けましょう。
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まとめ
ガクチカは、STAR法(状況→課題→行動→結果)の構成に沿って書くことで、論理的で伝わりやすい文章になります。
企業が見ているのは経験の大きさではなく、課題に対してどう考え、どう行動したかというプロセスです。アルバイトやサークルなど身近な経験でも、具体的なエピソードと数字を交えて書けば十分にアピールできます。
NGパターン(具体性がない・成果がない・嘘を書く)を避け、自分の言葉で正直に、論理的に書くことがES通過への近道です。
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